競艇選手はレースの賞金が主な収入源になります
手当や賞金が収入のほぼすべてを占める競艇選手がレースに出られないということはすなわちその期間競艇選手は収入がゼロになる、ということになります。
富樫麗加選手は東京支部に所属しており、ファンからは「お嬢様競艇選手」として知られ、そのギャルのようなルックスからとても人気がある競艇選手です。
しかし富樫選手はルックス先行の人気というわけではありません。
大学は白百合女子大学に通うなど、お嬢様競艇選手にふさわしい学生時代を送っていましたが、多摩川競艇場から聞こえてきた爆音に魅了され、競艇選手になりたいという思いを強く持つようになりますが、富樫選手のことを大切に育ててきたご両親からは猛反対を受けます。
競艇選手がこのように高収入である最大の理由は、競艇選手が命がけの職業であるからです。
競艇は水上で行われる競技ではありますが、時速70キロ以上のスピードで水面に叩きつけられると、コンクリートに落ちたときと同等の衝撃を受けるといわれています。
競艇は水上で行われるため、かなり不安定な状況でレースが行われていて、ボートから落ちてしまう可能性というのは競馬や競輪などと比べるとかなり多いです。
更に整備に必要となる整備器具も自前で準備しなければならないなど、競艇選手としてレースに出続けるためにはさまざまな出費が発生します。
以前は「持ちペラ制」という制度があり、選手が自前でプロペラを用意することが許されていた時代がありましたが、もちろんこのプロペラの製造代も自前でした。
それに比べれば現在は幾分経費に関しては軽減されているといえます。
しかし、富樫選手が競艇選手になるという夢をあきらめることはありませんでした。
代わりに富樫選手はある条件を提案します。
しかし富樫選手は有名企業に内定をもらったら競艇学校の試験を受けさせてほしいと提案、宣言通り有名企業の内定をもらい、競艇学校の試験にも一発合格したことで、晴れて競艇選手としてデビューすることが出来ました。
一般サラリーマンであっても、最高位の代表取締役と、入社したばかりの新入社員とでは収入に大きな開きがあるのと同じように、競艇選手も選手によって収入は全然違います。
競艇選手は「B2級」から「A1級」までクラス分けがされていて、「勝率」「事故率」「連対率」「最低出走回数」によって級が定められています。
この級は競艇をあまり知らない人にも選手の大まかな強さを計る目印になっていますが、それだけのために級別を設けているのではありません。
そのため、新人選手でスタート事故を一回起こしてしまうと競艇選手として以外の仕事で生計を立てなければならず、短期のアルバイトで汗を流して収入を得るというケースが多々あります。
毎分数千回転で回っているプロペラに人体が巻き込まれてしまったら、大惨事になってしまうのは素人でも分かる事です。
こういった常に危険と隣り合わせの状況で競艇選手は時には激しく衝突しながら誰よりも早くゴールを駆け抜けることを目標に日々戦っています。
この事実を知れば、平均年収が1,700万円だったとしても決してもらいすぎだと感じることはないでしょう。
それ以降、富樫選手は何度も何度も競艇場に通ってレースを観戦、間近で見る大迫力のレースは競艇選手になるという将来の道を完全に決定づけることとなりました。
このほか、競艇選手は激しいレースに負けないために肉体の維持管理、トレーニングも必須ですが、これらもすべて自腹で行わなければいけません。
いいかがでしたか今回はボートレーサー(競艇選手)の給料や賞金についてご説明しました!A1のボートレーサー(競艇選手)年収3億とか夢ありますよね!「自分もそれくらいお金あればなぁ」って思ったことありませんか??いい車乗って、タワマンで暮らして、毎日おいしいもの食べて…お金があるって思うと夢って尽きないですよね!!
競艇選手はレースの賞金が主な収入源になります。ですが、賞金以外にも様々な手当てが用意されていて、長期間レースで勝てない時期があっても最低限の生活が出来るようになっています。日当、レースに参加する選手はレースの前日から開催される会場に向かい、自分が乗るボートの調整などの準備をするために宿舎に泊まります。
さらに競艇選手にはレースに出走するだけでもらえる「手当」というものがいくつかあります。
まずレースごとに着順で完走手当のようなものが支払われることになっていて、一般戦の場合、最下位の6着では1万円しかもらえませんが、予選でも1着でゴールすると「10万円」を受け取ることができます。