現在は存在していないようですが、かつてキャッシングアルセという会社から借りたことがあります。
香川県に所在する地域密着型の消費者金融で、
1~50万円の範囲で貸し出ししていました。
当時はまだグレーゾーン金利が黙認されており、
利息制限法を超える金利で貸し出しされていた時代ですし、
総量規制による融資制限もありませんでした。
年収300万円の人が消費者金融から300万円の借り入れをしていた時代だったのです。
ただキャッシングアルセに関しては高額融資はしていないようで、
年収がどれだけ高くても50万円を超えては借りられません。
当時の年収は350万円だったので上限額である50万円は借りられたはずですが、
とりあえず給料日までの補填という目的で5万円だけ借りました。
金利は29.2%だったと記憶していますが、
借り入れ自体が少ないことから利息はそれほど大きくは感じなかったですね。
担保や保証人に関しては不要で、これは現在の消費者金融と変わらない部分です。
当時は消費者金融やサラ金を悪徳業者と認識する人が大勢いましたが、
キャッシングアルセはしっかりと貸金業登録をしていました。
現在とは違ってグレーゾーン金利での貸し出しは違法ではなかったのです。
ただ当時は普通だと感じていた30%近い金利は、今となれば超高金利に感じられますね。
返済期間は1年以内に設定されていたので、長期で利用するようなローンではありませんでした。
単発的に少しだけ借りて、短期で返すという感じです。
他の街金と比べると返済期間が短く、それゆえ月々の返済額は大きかったです。
一方で借入日数は短くなるので、結果的に利息を抑えられました。
もしキャッシングアルセが5年といった長期返済に対応していたのであれば、
毎月の返済額を最小限に抑えて支払っていたかもしれません。
店舗の対応に関してはまったく問題なく、高圧的に感じたことはなかったです。
きっちり遅れずに返済していたので、優良客とみなされていたのでしょう。
ちなみに当時の消費者金融やサラ金は、
現在とは比較にならないほど催促が厳しいと言われていました。